2020年9月2日にEU官報にて法規(EU)No.2020/1245が公布されました。
この法規の中で、食品に接触するプラスチックにおけるEUの法規 No10/2011を改訂や 修正が行われました。
この法規は2020年9月23日より正式に発効されました。
(法規(EU) No.10/2011とは、EUにおける食品と接触することを意図するプラスチック素材及び製品に関する委員会規則のことを指し、食品容器・包装の安全基準が定められています。)

 主な変更点は、付属書Ⅱの10種の重金属の特定移行要件の追加と一次芳香族アミンの検出限界を下げた点です。
移行期間については、2021年3月23日前に初めてEU市場へ投入され、かつ旧法規の食品接触要求を満足しているプラスチック材料及び製品は、在庫が売り尽くされるまでは、2022年9月23日までに市場への継続投入が許可されています。

 

法令の詳細については、原文(英語)をご参照ください。

→Commission Regulation(EU)2020/1245