インドの化学・石油化学局(DCPC)は2026年1月5日、繊維関連の3つの製品に対する品質管理令(QCO)の施行日を約10ヶ月延期することを発表しました。
今回の措置により、対象となる包装用織布袋などのメーカーや輸出企業は、インド標準局(BIS)認証を取得するための準備期間として、さらに約9ヶ月の猶予を得ることになります。
延期の対象製品と新スケジュール
以下の3つのカテゴリーについて、施行日が変更されました。
- セメント50kg包装用HDPE/PP織布袋
- セメント50kg包装用PP織布・積層・ブロックボトム弁付袋
- 郵便仕分け・保管・輸送用PP/HDPE積層織布袋
旧施行日:2026年1月6日
新施行日:2026年10月6日
規制の概要と留意点
- BIS認証の義務化: QCOが正式に施行されると、対象製品の製造業者はインド標準局(BIS)からライセンスを取得し、製品に「標準マーク(Standard Mark)」を表示することが義務付けられます。
- 輸出用製品の除外: 本規制はインド国内で流通する製品が対象であり、輸出専用に製造される製品には適用されません。
- 罰則: 施行日以降に未認証の製品を国内流通・販売した場合、2016年インド標準局法に基づき罰則が科されます。
まとめ
インド政府は近年、化学品や繊維製品を含む幅広いカテゴリーでQCOの導入を加速させていますが、認証取得プロセスの混雑等を考慮し、今回のような施行延期が頻繁に行われています。
対象製品をインドへ輸出している日本企業にとって、今回の延期は重要な準備期間となります。BIS認証の取得には現地工場への監査等、時間のかかる手続きが必要となるため、新しい期限である2026年10月に向け、早期に申請手続きを開始することが推奨されます。また、インドではQCOの対象範囲が随時拡大しているため、他製品についても最新の動向を注視する必要があります。
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