SVHCリストに251番目の物質が追加か?


2025年6月25日、高懸念物質(SVHC)候補リストに新たに12物質が追加され、総数は250物質となりました。これを受け、6月27日には欧州化学機関(ECHA)がスウェーデンから提出された新たな提案を公表し、「デカブロモジフェニルエタン(DBDPE)」のSVHCリスト追加案が提示されました。

DBDPEは新規の臭素系難燃剤として広く使用されており、「非常に高い残留性」と「非常に高い生物蓄積性」(vPvB)の特性から、SVHCリストへの追加が提案されたものです。現在、この提案に対するパブリックコンサルテーション(意見募集)が進行中であり、2025年8月11日まで意見提出が予定されています。

【当該物質の詳細情報】

物質名               CAS番号 提案理由       主な用途                        
十臭化ジフェニルエタン(DBDPE) 1,1'-(エタン-1,2-ジイル)ビス[ペンタブロモベンゼン] 84852-53-9

・vPvB(高残留性かつ高生物蓄積性)

・REACH規則 第57条(e)項に適合

・難燃剤として広く使用 ・ポリエステル、接着剤、シーラント、塗料、インクの配合材料

・熱可塑性プラスチックや樹脂、発泡体、複合材料の製造用途



REACH高懸念物質(SVHC)分析価格表

物質数 納期 分析セット価格
SVHC 250物質分析
(1次~33次 全250物質)
10-18営業日 特別価格 98,000円~
REACH規則 第33次追加物質プラン(3物質) 8-10営業日 特別価格    33,000円~
※特別プラン有
詳しくはお問合せください。

 上記、分析料金は税別となります。

 

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